真っ白な人、真っ黒な人
「真っ白な人もいなければ、真っ黒な人もいない」
ここ何週間か、私の脳裏にふっと、浮かんでくる言葉となりました。
また、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」関連の話になりますが、
ドラマの原作・脚本をなさった中園ミホさんと三輪明宏さんの対談番組を見た際、
中園さんがおっしゃった言葉です。
中園さんが昔、占い師の見習いをなさっていた頃、
さまざまな相談者と対面する中で感じたのが、「真っ白な人もいなければ、真っ黒な人もいない」。
社会学的にいえば、それは、その占い師さんのところに行った方々限定の統計になりますが、
でも、この言葉は、そろそろ半世紀近く生きてきた私にとっては、
心のひだに優しくアイロンをかけてもらうような言葉として響きました。
どんな人にも、人生の履歴の中から消去したいと思うような出来事があり、
どんな人にも、小説の主人公のように語っておきたい出来事もある。
そんな自分の全てを受け入れ、それでも堂々と、誰かのためになること、
“今”大切だと思う事を全力で伝える勇気を持つこと。
正直に、物事に対面すること。
そんな風に、私の周りの人を見てみると、なんと、素敵な方の多いことか。
さ、今日の仕事も素敵な方々のために、全力で!!
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